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ROA
(総資本利益率)

【数式】
ROA純利益÷総資本(株主資本+負債)×100

ROAとは総資本(株主資本+負債 ようするに企業が自由に使えるお金とか土地、建物などの資産)を使ってどれだけ効率よく利益をあげているか?
を見る指標です。遊休地がたくさんある企業はROAが低くなります。持ってる資産を効率的に運用していないってことになるわけですからね♪

米国や中国ではROAが10%を超えるところも多いのですが、日本企業では5%前後のところが多いようです。
理由としては、バブル期に土地の取得や、大掛かりな設備投資を行ったことによる負債の増加です。
不要な土地を損失覚悟で処分すれば、特別損失は発生しますが負債が少なくなるためROAは上昇します。

ここで、よく使われる指標のひとつ「ROE」との違いを図をつかってみて見ましょう。






われわれ投資家から見た場合、会社には可能な限り多くの利益をだしてもらい株価を高めてもらうのが目的なわけで、借金をしない経営をするのが目的ではありません。
簡単な例で紹介します。


ここにA社とB社があります。
A社、B社ともに

株主資本 : 3000万
負債    : 0
純利益   : 300万

つまりROE・ROAともに10%です(なかなかいい企業ですね^^)。

ここで1億円を投資すれば、1年後100億円で売却できるビジネスチャンスがあったとしましょう。
つまりこのビジネスチャンスをつかむには7000万円の借金をしなければいけないわけです。

A社は、社長が借金大嫌い主義なのでこの話はスルーしました。
B社は、年利10000%のこの投資(私が投資したぃ・・・)
すかさず借金をして食いつきました!

1年後・・・
両者の数字はどうなるのか?

A社
株主資本 : 3300万
負債    : 0
来期の予想純利益 : 3300万(株主資本)×10%(ROA)=330万

B社
株主資本 : 100億3300万
負債    : 7000万
来期の予想純利益 : 100億3300万(株主資本)×10%(ROA)=10億330万

これだけの利益をあげてれば、7000万の負債なんていつでも返済できちゃいますよね。
この先も両者同じ経営スタイルで順調に成長するとして、
あなた(投資家)ならどっちの企業に投資しようと思いますか?



この場合のA社は、よく言うチャンスロス(機会損失・・・本来得られていたはずの利益を逃してしまうこと)ってやつですね。
例はわかりやすいようにちょっと極端にしましたけど、ようするに

投資家という立場で見たら、企業が「これはイケル!!!」というビジネスチャンスがあるってわかってるなら、借金してでもチャレンジして利益を最大化してね。

ってことですよね。利益の増加が株価の上昇につながりますからね。
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