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株式投資においてとんでもない成果をだしている偉大なる投資家達の、投資法や銘柄選択基準、売り時・買い時などを紹介します。

EPS(1株あたり利益)

EPS(1株あたり利益)当期純利益(税引き後利益)÷発行済み株式数



EPSは1株に対する利益がどれくらあるのか?をみるもので、
このEPSの推移を見れば、企業の成長度が簡単にわかります。


EPSが増える要素としては
  • 純利益が増える
  • 発行済み株式が減る
この2点があります。
発行済み株式数が減る場合は、企業が「自社株買い」をした時と「株式併合(分割の逆)」をした場合です。

株価は

株価PER×EPS

で求められるので、自社株買いなどでEPSが上がると株価は上昇します。

例えば、
・PERが20倍
・純利益が1億円
・発行済み株式が1000万株

の会社があったとします。
この会社の株価は
20倍(PER)×10円(1億÷1000万)=200円

ここで、200万株の自社株買いを行ったとすると
20倍(PER)×12.5円(1億÷800万)=250円

つまり投資家はなにもしないで、25%の含み益を得ることになります。

毎年安定した純利益をだし、その利益を毎年定期的に自社株買いに当てている企業は株主の利益を目的とした対策をしっかりと行なっていると判断できるので投資しがいのある優良企業であるといえるでしょう。

逆に、株式分割をするとEPSは下がることになります。
例えば今期 1→5 の分割を行ったとすると
今期の純利益を5倍に伸ばさなければ、昨年のEPSに追いつかないということになります。
投資する前に、企業のHPなどでIR情報をチェックしておくといいでしょう。

過去数年分のEPSを見てみると、増収増益だといいつつも意外とEPSは変わっていない企業が多いものです。その企業の利益も重要ですが、EPSがどれだけ増えたかを見たほうが、投資した会社の株券の資産価値がどれだけ増えたのかがわかります。

またEPSが順調に伸びている企業をスクリーニングにかけると、バフェットのいう「優良企業」にあたる可能性が非常に高くなります。

銘柄選びに際しては・・・

「EPSが安定して継続的に伸びている企業」


これを探すといいと思います。
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