ウィリアム・オニール
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I : 機関投資家に酔うる保有 --数社であっても意味がある
M : 株式市場の動向 --どう見極めるべきか?
I : 機関投資家による保有
まず心得ておくべきは、機関投資家は大多数の一般投資家よりも経験豊かで、優れた投資実績を持ち、銘柄選択術に長けているということである。
つまり、なぜ機関投資家がその銘柄を買ったのかということだ。
また、株価を急騰させるには、大きな需要が必要である。
株式における最大の需要を創出するのは機関投資家による買いである。
株価の急騰には、機関投資家による買いが必要ではあるが、「過剰保有」の状態になることも問題である。
なぜなら、その企業やマーケット全体に何らかの問題が生じたとき、大規模な売りが出る可能性があるからである。もしくはあまりに高くなりすぎた株価は機関投資家による売りの対象にもなり得る。
機関投資家による保有率が非常に高い株は、潜在敵意リスクが高く惨めな投資結果を生む可能性がある。
ほとんどの機関投資家が、その株式をポートフォリオに組み込んでしまっていたら、おそらく手遅れであり、果実は熟しきってしまっている。
--直近の四半期に機関投資家が買った株に注目する--
ここで注目すべきは賢明な機関投資家による買い銘柄と、誤った判断による平凡な買い銘柄とを選別することである。
(それが難しいんじゃね?って管理人とまとは思っちゃいますけど・・・)
ただ、彼は著書の中で「本書で取り上げるルールや指針、原則を理解するにつれ、容易にできるようになるだろう。」っていっています。
要約としては・・・
最近の投資実績が平均以上である機関投資家のうち、少なくとも数社が買っている銘柄を買うべきである!
M : 株式市場の動向をどう見極めるか?
マーケットがいつ天井に達したか、あるいは底を打ったかを見極めることが、勝敗の50%を決める!
マーケットの指標が頂点に達して大きな反落を始めたとき、個人投資家はただちに行動を起こし、市場価格(成行ってことだと思います)で株を売って25%以上のキャッシュを引き上げなければいけない。
マーケット全体の反落は、兆候がでるのがたいてい遅い。
ほとんどの場合、マーケットを主導している個々の銘柄の売りは、マーケットの崩壊よりも数日から数週間ほど先行する。
(この点は管理人とまとにはよく理解できません。どっちかっていうとボックス圏で見たほうがわかりやすい気がする・・・)
日経225を構成する主要銘柄一覧はここで見れます」
--マーケットの天井をつける兆候--
株価上昇を伴わない出来高増加
株価が上昇するときは、基本的に出来高が増加する傾向にある。
しかし、出来高が増えているにも関わらず、株価が上昇していないということは誰かが(おそらく機関投資家)高値になった時点で大量の売りを浴びせているということである。
底値からの反転は2度確認する
(この点は管理人とまともほんと共感します。実際のチャートをみて、下値抵抗線を引いて確かめてみるといいですね)
インデックスファンドのキャッシュポジション
大掛かりな強気相場が始まるのは機関投資家のキャッシュポジションが通常よりも高いときである。
また、強気相場が頭打ちとなるのはたいてい彼らのキャッシュポジションが通常より低いときである。
(言われてみれば確かにその通りだなと思います。種銭が尽きたら、後は売るだけですからね。特に機関投資家などの売り圧力は相当なもんでしょう。)