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CAN-SLIM」とは? -- 2 --

S : 株式の需要と供給 --総資本が小さく株式需要が高いこと

L : 主要銘柄か、停滞銘柄か --あたなたの株はどっちか?

 

 


S : 株式の需要と供給 --総資本が小さく株式需要が高いこと

発行済み株式数が3億株の銘柄は膨大な数の株式が市場に流通しているため、株価は用意には動かない。株価上昇を引き起こすには、膨大な買い(需要)が入る必要がある。

これに対して、発行済み株式数が200〜300万株程度であれば、流通する株が少ないことから、ある程度の買いが入れば株価を急速に押しあげることができる。

もしもあなたが、発行済み株式1000万株と、6000万株の2銘柄でどちらを選ぶか迷っているとすれば、他の条件が同じなら、発行済み株式数が少ない銘柄はより大きな株価変動が起きる可能性が高いことを考慮にいれるべきである。

発行済み株式数が大きい銘柄は概して成長力に欠ける傾向が強い。

オニールの行った40年にわたる成長銘柄の調査によると、そのうち95%は、素晴らしい収益成長と株価上昇を見せた時期の発行済み株式数が2500万株以下であった。

発行済み株式数の平均が1180万株
これらの企業の株価急騰時の発行済み株式数で最も多かったパターンは、460万株であった。

発行済み株式数が適切あるいは少ない銘柄は、そのほかの条件が同じであれば、大資本を有する企業よりも概して株価成長率が高いということを忘れないこと。

 

--公開市場で自社株買いをしている会社を探す--

特に中小規模の企業が、一定の期間にわたり公開市場で自社株買いを行っている場合、それは非常に好ましい兆候である
つまり、自社株買いをすることで、EPSが自動的に増加するからであり、EPS成長率は株価押し上げの大きな要因だからである。

 


L : 主要銘柄か、停滞銘柄か --あたなたの株はどっちか?
--業界の上位2,3社の株を買うこと!--

有力産業における上位2,3社の株は、信じられないほどの成長を遂げる可能性がある。
1979〜80年にかけて、コンピューター関連の小規模企業の株は5倍、6倍と値あ上げて最高値に達した後、ずるずると値下がりをはじめた。

そんな中、古参の大物企業IBMの株価に変化はなく、他の大企業の株価は低迷した。
そして、次の強気相場において、IBMはついに息を吹き返し、素晴らしい結果を生み出したのである。

ホーム・デポは1988〜92年にかけて株価が10倍に伸びたが、他のコンピューター関連の値動きは明らかに不振であった。

 

--相対株価評価が70以上の銘柄を買うこと--

株には共振株と主導株がある。
共振株とは、主導株と同業界に属するが、業績がさえず、株価の動きも鈍い銘柄である。
そうした銘柄は主導株の力図よい値動きに「共振」して、その動きに追随しようとする。

多くの人は株価が安いからという理由で、同業界内にある共振株を買ってしまう。
しかし、これは先ほどの「業界の上位2,3社の株を買う」という法則に反している。

共振株か主導株かを見極めるために使われる数字が相対株価評価である。

相対株価評価とは・・・
ある一定期間の特定株と、マーケット全体の平均的値動きを比較する数字である。

例えば、過去1年間において相対株価評価が70だった場合・・・
それは比較対象とするマーケット全体(TOPIXや日経225など)の70%よりも優れていたということである。

1953〜93年までの各年の値上がり上位500銘柄が、実際に大きな株価上昇を始める直前の相対株価評価は。平均で87だった
つまり、株式投資で勝者になるための大原則とは、手痛い株や共振株を避け。「真の主導株を探す」ことである。

ただし、ここで注意しなければならなのは、株価がボックス圏に入っていて、株価がしっかりと固まっているかチェックすることである。
株価が基礎的パターンを超えて株価が急速に上がってしまった株は除外すべきである

決して忘れてはならないのは、停滞株に手を出せば、それがどんなに安かろうとその後の値動きに期待を持てないという事だ。
マーケットを牽引できる主導株を探すことが最も重要なのである。

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