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ウィリアム・オニール

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ウィリアム・オニールの銘柄に対する考え方

損切り

買値よりも7%下落した時点で、躊躇なく成行で売る。

株式相場で勝つ秘訣は、いつもうまくやることとは限らない。
実際、半分もうまくやれば勝てるはずである。
カギは間違ったときに損を最小限に抑えることである。


分散投資

ウィリアム・オニールによると分散投資とは「無知をヘッジするようなもの」だそうだ。

2・3の銘柄を保有して、それらについては何でも知っているという方がよっぽど良い。
絞りに絞ったほうが、急騰銘柄にめぐり合う可能性が高いし、それらの銘柄をより注意深く見ることができる。
これはリスク管理上も重要なことである。


理想の銘柄数

資金
〜5000ドル未満 : 1〜2銘柄
〜1万ドル未満   : 3〜4銘柄
〜2万5000ドル : 4〜5銘柄
〜5万ドル      : 5〜6銘柄
10万ドル〜     : 6〜7銘柄


投資信託

意外と思うかもしれないが、ウィリアム・オニール投資信託(ミューチュアルファンド)は素晴らしい投資方法だと考えている。ウィリアム・オニール自身もファンドをつくっている)
つまり、個別株投資と投資信託とではまったく扱いが違うというのだ。

個別株ではストップ・ロスが必要だ。
それはその株がどこまで下がるかわかららないからだ。
100ドルで買ったものが1ドルになる場合もある。
そんな失敗をしたら2度と立ち上がれない。

反対に投資信託ではアメリカ経済全体にわたって100銘柄以上に分散投資されているから、相場が回復すればファンドも回復するはずである。

だが、残念なことに下げ相場ではほとんどの人が驚いてしまい、長期投資の計画を変更してしまう。
本当は分散された良い成長株ファンドが急落したときは買い増すべきなのだ。

そして投資信託で成功するカギは、一度買ったら少なくとも15年は持っていることである。
そのためには3〜5年の下げ相場にも耐える勇気が必要である。


PER

低PERだからといって、その株が割安であるというのはナンセンスである。

ウィリアム・オニールの35年間の調査によると、1958年〜1985年において平均PERは15倍であったが、急騰株の平均PERは上昇の直前において20倍であった。
そして上昇後最終的には平均PERで45倍にまでなったという。

つまり、もし平均より高いPERの銘柄を買わなかったならば、それは自動的に急騰株を除外するということを意味する。


配当

企業は配当の支払いのために、場合によっては高金利の外部資金を取り入れなければならなかったりする。
つまり、配当をすればするほど体力が弱くなる。

また、配当が払われているからといって、下げ続けている株を持っているのは馬鹿正直である。
4%の配当をもらっても25%値下がりすれば、実質21%の損である。
(実際には配当金をもらうときに税金がかかるため、実際の損はそれ以上)


RSI(売られすぎ・買われすぎの指標)

以前彼がテクニカルアナリストを雇ったとき、アナリストは「相場はすでに売られすぎだから今は売る必要はない」といっていた。

しかし、彼の指標が売られすぎを示してから、いよいよ下落は加速したのである。


出来高

株の出来高は需給の指標だ。
株価が新高値圏に突入するときには、少なくとも直前数ヶ月の1日平均出来高を50%は上回るはずである。
重要なポイントで出来高が増えるというのは、株価が動意づいていることを示す貴重なヒントになる。

反対に、株価が上昇の後保ちあいに入ると、出来高が目に見えて減るはずである。
保ちあいで出来高が減るのはたいてい値固めである。


ナンピン買い

ナンピン買いをして平均購買コストを下げるのは、買い上がるよりもっと悪い癖だ。
確実にみじめな結果となるのは、株価が下がっていく途中で買うことだ。
これは素人が最も陥りやすく、深刻な損失を招く原因のひとつである。


株式分割・増配・ニュース報道・証券会社や投資情報サービスの推奨

ウィリアム・オニールはこれらの情報はあまり重要でないと考える。

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