ピーター・リンチ
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コカ・コーラなどの巨大企業は身軽ではないものの低成長株を上回る成長をする。
買うタイミングと株価水準にもよるが、優良株への投資からは
年率10〜12%程度の成長が期待できる。
ただし、優良株は急成長株と違って巨大企業であるがゆえに5年間で10倍の株価にはなりにくい。
つまり優良株を保有していて1〜2年のうちに50%も値上がりしたら、そろそろ売り時を考えるべきときでる。
優良株を買うにあたって最も大切なのは、買いを入れるタイミングである。買いのタイミングはPERを見ることで割高かどうかわかる。市場全体の平均PERと比べてどうか?その銘柄の業界平均PERと比較してどうなのか?
優良株の注意点としては早めに利食う必要がある点である。ピーター・リンチは30〜50%の儲けで利食って、次のまだ値上がりしていない株に移るという。また将来、収益減を招くような多角化(ピーター・リンチは多角化を嫌ってます)ならぬ多悪化の可能性があるか?長期的な成長率と同じだけの成長率を最近保っているか?をチェックする必要がある。
優良株の特徴としては不況に強いことがあげられる。そのためピーター・リンチのポートフォリオには常に組み込まれている。
不況になると、新車の購入を延期したり、電化製品購入を見送ったりするが、
人々はコカ・コーラは飲み続けるし、ケロッグのコーンフレークは食べ続けるだろう。また、外食の回数を減らすかもしれないが愛犬のドックフードを減らすことはないだろう。だからコカ・コーラやケロッグ(ちなみにアメリカでの話です)などは不況を乗り越えられるのである。
その証拠に優良株のひとつであるケロッグなどは30年間で一度も減益になったことはないし、市場が悪いときにも下げ幅が小さく、すぐに良い評価を取り戻して株価も回復する。倒産のリスクもないということである。好況・不況の波は必ずあるので、来るべき不況に備えて優良株をポートフォリオに組み込むという選択肢をピーター・リンチは取っている。
優良株のメリット
- 倒産リスクが極めて低い
- 年率10〜12%の安定した成長が期待できる。
- 優良株は不況にも強く下げ幅が小さく、株価の回復も早い
優良株の売り時
- 30〜50%の儲けがでたとき
- 同業他社と比べてPERが高くなったとき(具体的には同業界の他社PERが11倍で、保有株のPERが15倍以上になったら売るそうです)
- 前年役員が自社株を購入していないとき
- 近年の成長率が鈍化している、もしくは将来鈍化すると予想できるとき
ワクワク((o(゚▽゚○)(○゚▽゚)o))ドキドキ
急成長株
ピーター・リンチの個人的な好みは、年に20〜25%の成長を遂げ、うまくすれば株価は10倍〜40倍、あるいは200倍にもなりそうな積極性のある小企業である。
急成長株が急成長産業の中にあるとは限らないし、実際はそうでないことが多い。
小さな急成長会社には倒産のリスクがある一方で、大きな急成長会社がひとたび停滞を始めたときには、株価急落のリスクがある。
成長を続けられる限りは、急成長会社は株価のほうも急上昇する。
要は、いつ成長が止まるか、そしてどれだけの資金をその成長に賭けるべきかを見極めることである。
キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
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