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デビッド・ライアンとは

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デビッド・ライアンの投資家としてのデビューは13歳のころだったそうだ。
彼はウォール・ストリート・ジャーナルを見ていて、大好きだったキャンディーを製造している「ウォード・フード社」の記事をみつけたのだ。
父親は彼のために口座開設してくれ、デビッド・ライアン少年はその株を10株購入した。
業績が良くなって株価があがるように、友達みんなにキャンディーを薦めていたらしい。

その後、株式市場に対する彼の情熱は増していき16歳のころまでに「週間チャート」を定期購読し、彼の尊敬するウィリアム・オニールや他のアナリストの講演会にも出席。
大学時代には株式市場に関する本を手当たり次第に読みあさった。

1982年に大学を卒業すると、彼は憧れの人であるウィリアム・オニールの会社に就職する。
彼はこのときタダ働きでもいいからオニールの会社で働きたいと考えていたそうである。

入社からわずか4年で運用の成功が認められ、最年少の副社長となり憧れだったオニールの片腕としての地位を獲得したのである。

1985年全米投資選手権株式部門で、161%という驚異的なリターンをあげて優勝すると、翌1986年にも160%のリターンで2位となる。
さらに1987年にも3桁のリターンで優勝をしている。
三年間でのリターンは通産で1379%と驚くべきものである。

デビッド・ライアンのオフィスは質素そのものであり、自分の部屋は無く、フロアに間仕切りをしただけの騒々しい場所で仕事をしていたそうだ。
彼は本当にチャート分析や、銘柄選択が大好きで、この「宝探し」をしながら給料がもらえるなんて信じられない!と言っている。

ウィリアム・オニール社へ入った時の最初の仕事はとにかく勉強ばかりだったそうだ。
特にデビッド・ライアンはチャートの勉強に力を入れた。
ウィリアム・オニール社が過去にどんな銘柄を推奨したのか?
大相場の前にその株はどんな風に見えたのかを頭に焼き付けるために、過去のモデルを徹底的に研究した。
そうすることで、彼の目標とするウィリアム・オニールの思考や投資レベルに達しようと努力したのである。

デビッド・ライアンの投資の基本はオニールのCANSLIMである。
彼はこのCANSLIMにさらに独自の要素を付け加え、進化させている。

  • 値段の10ドル以下の株には手を出さない
  • PERが市場平均〜2倍程度の銘柄を取引する
  • オニール以上にレラティブストレングスの数値を重要視している
  • CANSLIMを使って買われすぎの銘柄には手をださないこと
デビッド・ライアンは株式市場での成功の秘訣についてこう言い切っている。

「日誌をつけること」


株を買ったらいつもその理由を書いておくそうだ。
そうすれば値上がり銘柄の条件をいつも胸に刻み付けることができるし、もっと大切なのは過去の自分の失敗から学ぶことができるからである。

日誌をつけて「自分のミスから学べ」ということである。
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