ウォーレン・バフェット
投資スタイル紹介TOP>>偉大なる投資家達>>ウォーレン・バフェット銘柄選択術まとめウォーレン・バフェット銘柄選択術まとめ
---ウォーレン・バフェット投資スタイル---
投資期間 | 5年〜一生 |
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投資銘柄数 | 1点集中 |
損切りライン | なし(例えばファンダメンタルの優れた優良企業が半値に下がったら、買い増しのチャンスと捕らえる) 投資先の消費者独占力が失われたと判断したときには手放す |
株に対する考え方 | 株ではなく企業に投資する 株を買った翌日から、5年間取引ができなくても困らないような会社に投資する |
好きな投資先 | 消費者独占力のある企業 保守的な財務政策をとっている企業 事業内容がシンプルで誰にでもわかる企業 EPSが力強い成長を遂げている企業 |
世界一の投資家ウォーレン・バフェットがいうには、株式市場に参加する投資家の95%は「近視眼的」なのだそうです。
彼らは短期的な出来事に反応して、常に好材料で買い、悪材料で売る。
好材料・悪材料には、業績の上方修正であったり、業界全体の不況であったり、株式市場全体の強気相場などさまざまである。
そして、いずれの場合にも株価はその企業の長期的経済価値とは無関係に動く。
つまり市場参加者の短期思考のために、時として大幅に過大評価されたり、過小評価される銘柄が生まれるのだそうです。
そして、どの企業のファンダメンタルズ(業績や成長性など)が優れているかを知るだけでは十分ではない。同時に、どの銘柄に対していくらで投資するのが適正かも知らなければいけない。
と彼は言っています。
消費者独占企業を選ぶ
消費者独占企業を見分ける8つの基準 | |
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1 | 消費者独占力を持つと思われる商品・サービスがあるか |
2 | EPS(1株あたり利益)が力強い増加基調にあるか |
3 | 多額の負債を抱えていないか |
4 | ROE(株主資本比率)は十分高いか |
5 | 現状を維持するために、内部留保利益の大きな割合を再投資する必要があるか |
6 | 利益を新規事業や自社株買戻しに自由に使えるか |
7 | インフレを価格に転嫁できるか |
8 | 内部留保利益の再投資による利益が、株価上昇につながっているか |
絶好の買い場で投資する
株価が下がっても立ち直ることができる4パターン | |
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1相場全体の調整や暴落 | 企業の業績見通しとは無関係に株価が下落するので安心して投資できるパターン |
2 全般的な景気後退 | 不況が終わるまでには1〜4年とかなり長い時間がかかるが 逆にいえば絶好の投資機会を提供してくれている |
3 個別企業の特殊要因 | 優良企業といえども時に愚行にはしり大きな損失をだすことがある 一時的な損失であれば株価は持ち直す |
4 企業の構造変化 | 合併やリストラ、組織再編など |
EPS(1株あたり利益)成長率を調べ企業の実力を見る
著書の「バフェットの銘柄選択術」の中でウォーレン・バフェットはガネット社を例にとっているガネット社のEPS
1990年 1.18ドル
2000年 3.70ドル
この10年間のEPS平均成長率を求めるには以下の式を使う
答えは0.121になるので、これを%になおすと12.1%となる。
エクセルで計算するには
=(3.70/1.18)^(1/10)-1
と入力すれば数値がでてくる
成長率の計算期間は最低でも7年は欲しいとウォーレン・バフェットは言っています。
---ウォーレン・バフェット語録---
- 上手に買った株は一生手放す必要はない
- 投資はシンプルにする。とにかく単純明快なものを選ぶこと
- 10分単位ではなく、10年単位で考えろ。もし10年持ち続ける覚悟がないのなら買わないことだ。
- 株ではなく、企業を買う
- 株式市場に参加する投資家の95%は「近視眼的」である
- 株を買うときは、株式市場が翌日から5年間閉鎖され、その株の売買ができなくなるとイメージトレーニングをすること